「あらゆるシャフト加工はセンターリングから」
まるで、、
「全ての道はローマに通ず」
という歴史的名言を彷彿とさせるキャッチフレーズでお馴染みの、
日本特殊工業様謹製 大型センタリングマシン NCR-2000LL が、
この度、大窪鐵工所 本社工場 鋸盤班 に導入されました!!(拍手)
どうも。新年の御挨拶以来、すっかりブログを御無沙汰しておりました。
製造部 大窪 健太郎 です。
センターワークによるピンの製造に特化している本社工場に於いて、
センターリングは非常に重要な工程であり、その全てを司るセンタリングマシンは、
最早旋盤と運命共同体と言っても過言ではありません。
シャフト加工への情熱をヒシヒシと感じさせる素晴らしいキャッチフレーズに、
「播州のポテンヒット王子」 *高校時代
「北陸のスーパーアッシー」 *大学時代
上記のような情熱のカケラもないキャッチフレーズを付けられていた私は、思わず嫉妬さえ覚えてしまう程です。
私のどうでもいい過去の話は程々に、肝心の新センタリングマシンの簡単なスペック紹介をしたいと思います。
・対応加工長さ:250mm~2000mm
・対応加工径:φ50~φ200
・10インチ フライスカッター 2台搭載
毎度お馴染みの「百聞は一見に如かず」をここで発動します。
如何ですか?
ささくれ立った心(=端面)を、これでもかというぐらいに綺麗に仕上げ、
綺麗になった心(=端面)のど真ん中を一発で射止める、そんなセンタリング盤の姿に、
ささくれ立った心を余計に荒立たせる的外れな言動ばかりの私は、またもや嫉妬してしまうのです。
また、加工スピードに於いても、センタリング工程の次工程である旋盤班メンバーからは、
「いい意味で加工予定が狂う程、メチャクチャ早い」という嬉しい悲鳴があがっています。
ここで、入社3年目を目前にして、大型センタリング盤という新たな武器を手にし、
瞬く間にいい意味で旋盤班泣かせのプレーヤーに成長した男、鋸盤班 熊本君のコメントを紹介します。
「従来よりも段取時間が短縮し、端面加工の精度が上がりました!!
また、フライスカッターが14枚刃になったことで、チップの持ちも良好です!!
今後はより効率的な加工順序の確立と、メニューの振り分けを行っていきます!!」
そして、新設備導入と時を同じくして、走行クレーンのワイヤレス化も実施しました。
定尺6mの棒鋼という重量物を取り扱う鋸盤班では、1日の多くを走行クレーン操作に費やすのですが、
ワイヤレス仕様にしたことで、安全かつ効率の良い作業が可能になりました。
写真は、クレーンワイヤレス化を社内の誰よりも熱望した男、鋸盤班 西村さん の作業風景になります。
*悲しいかな、動きのない写真ではワイヤレス感が全く伝わりません。
最後は新たにリニューアルした鋸盤班を率いる中田副係長のコメントで締めくくりたいと思います。
「鋸盤班での設備案件は入社以来初めてだったので、とても生産性の高いセンタリング盤が
入ってきて何よりです!!大型が上手くいったのと同様に、次回は小型センタリング盤の方でも
生産性向上に繋がる設備案件を成功させたいと思います!!」
以上になります。
ここまで御覧頂きありがとうございました。
大窪鐵工所は今後も積極的に設備投資を行っていきます!!